事務局 眞鍋様はエネ経会議エネルギーなんでも相談所テクニカルアドバイザー(風力部門、省エネ部門)である片野俊雄さんと会社設立当初からご縁があると伺いました。
片野 私は最初、荏原製作所で公共インフラ事業に取り組んできまして、クエートとロンドンの事務所長などを経てエコ・パワー社社長兼総合・ソリューション事業統括(理事)を務めました。そこでコスモエコパワー株式会社の前身であるエコ・パワーとのご縁がありました。
片野 当時のエネルギー問題について、世界の流れをざっと申しますと、1970年代に入ると地球の大気に関する仕組みについて解明が進み、科学者の間で「地球温暖化」についての問題が注目されるようになり、1985年にオーストリアのフィラハで地球温暖化に関する世界会議(フィラハ会議)が開かれ、ここで初めてCO2による温暖化が大きく取りあげられることになります。
※1988年には地球温暖化に関する科学的側面をテーマとした政府間での検討の場として「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が設立され、1992年に開催された「地球サミット」で「気候変動枠組条約」の署名が行われ1994年に発効された。
眞鍋 エコ・パワー株式会社を設立したメンバーの一人が大学のゼミの先輩で、ゼミの先輩からお話をいただいてエコ・パワーに加わりました。私は当時から大量生産・大量消費社会が持続可能ではないかと感じており、リサイクルなどの循環型共生社会に関心がありましたので、この会社で仕事をしようという思いに至りました。リサイクルへの取り組みも、再生可能エネルギー同様に欧州が進んでおり、「いずれ日本にも変化が起きる」と思っていましたので、1997年のエコ・パワー設立と同時に転職しました。その後、荏原製作所が資本参加することになり、そこで片野さんとのご縁が始まりました。
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