月刊メルマガ2月号vol211
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月刊 エネ経会議2月号vol211
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鈴木代表理事

「創エネ」の前に「省エネ」を(全体像を観る)

私が今から30年以上前に米国ロスアンジェルスで仕事をしていた時に、公私ともに大変お世話になった方(アメリカでの父親のような方でした)が亡くなり、その葬儀に参列するために現地に来ています。コロナの影響もあり5年ぶりの海外です。

ロスアンジェルス国際空港からのフリーウエーと呼ばれる無料の高速道路を走っていると目に付くのはEVの多さです。感覚的には走っている車の2~3割がEVのように思えます。実際の数字では、全米では直近の全登録車台数の4~5%のようですが、2022年の第一四半期には新規の登録の60%に上ったというデータもあります。その中でもカリフォルニア州はずば抜けてEVが多いのだそうですから、あながち私の感覚も大きくずれてはいないのかも知れません。


続きはコチラからお読みください。

【2月以降の予定】■エネ経会議の活動スケジュール■

2月22日 運営委員会
2月27日 事務局会議
3月14日 事務局会議
3月22日 運営委員会
3月27日 事務局会議

【洋上風力の展望について コスモエコパワー・眞鍋修一氏に聞く】

エネ経会議は「経済人としてエネルギーの問題を正面から捉え、地域での再生可能エネルギーの自給体制の実現を通じて、持続可能な地域経済と地域社会の自立を目指す」べく様々の取り組みに臨んでいます。その目的として「地域での再生可能エネルギーを中心としたエネルギーの自給体制をつくる」と「賢いエネルギーの使い方を学び実践する」などを挙げています。
 
エネルギーは地域経済にとっても必要不可欠なものであることは論を待ちません。エネルギーと地域経済循環の関係に焦点を当てることも活動の重要なテーマとなっています。
 
今回は、「再生可能エネルギーの普及促進に貢献することにより、持続可能な循環型共生社会の実現を目指す」を経営理念に、約25年前から風力発電事業に邁進され、日本最初の本格的洋上発電である「秋田洋上風力株式会社」にも参画しているコスモエコパワー株式会社の眞鍋修一様にお話を伺いました。

眞鍋氏

眞鍋氏 プロフィール
1990年 株式会社小松製作所入社
1997年 エコ・パワー株式会社入社(現コスモエコパワー株式会社)
2008年 取締役事業開発部長
2010年 一般社団法人日本風力発電協会 政策部会副部会長、
2018年 コスモエコパワー株式会社常務取締役
2021年 一般社団法人日本風力発電協会 理事就任
会社概要と沿革
【概要】
会社名:コスモエコパワー株式会社
設立日:1997年7月1日
【沿革】
1997年 日本初の風力発電事業会社として設立(当時の社名はエコ・パワー株式会社)
2001年 青森県六ケ所村に24時間管理体制の監視センターを設置
2010年 COSMOのグループ会社となる
2019年 コスモエコパワー株式会社に社名変更

片野 氏

事務局 眞鍋様はエネ経会議エネルギーなんでも相談所テクニカルアドバイザー(風力部門、省エネ部門)である片野俊雄さんと会社設立当初からご縁があると伺いました。
片野 私は最初、荏原製作所で公共インフラ事業に取り組んできまして、クエートとロンドンの事務所長などを経てエコ・パワー社社長兼総合・ソリューション事業統括(理事)を務めました。そこでコスモエコパワー株式会社の前身であるエコ・パワーとのご縁がありました。
 
片野 当時のエネルギー問題について、世界の流れをざっと申しますと、1970年代に入ると地球の大気に関する仕組みについて解明が進み、科学者の間で「地球温暖化」についての問題が注目されるようになり、1985年にオーストリアのフィラハで地球温暖化に関する世界会議(フィラハ会議)が開かれ、ここで初めてCO2による温暖化が大きく取りあげられることになります。
※1988年には地球温暖化に関する科学的側面をテーマとした政府間での検討の場として「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が設立され、1992年に開催された「地球サミット」で「気候変動枠組条約」の署名が行われ1994年に発効された。
 
眞鍋 エコ・パワー株式会社を設立したメンバーの一人が大学のゼミの先輩で、ゼミの先輩からお話をいただいてエコ・パワーに加わりました。私は当時から大量生産・大量消費社会が持続可能ではないかと感じており、リサイクルなどの循環型共生社会に関心がありましたので、この会社で仕事をしようという思いに至りました。リサイクルへの取り組みも、再生可能エネルギー同様に欧州が進んでおり、「いずれ日本にも変化が起きる」と思っていましたので、1997年のエコ・パワー設立と同時に転職しました。その後、荏原製作所が資本参加することになり、そこで片野さんとのご縁が始まりました。

続きはコチラからお読みください。

地域エネルギー基本計画策定のしかた

前回は何故地域エネルギー基本計画か、機運を醸成するためにエネ経会議としては具体的な方法論として勉強会提供の用意があることを紹介しました。
 
今回は具体的にどのように基本計画を策定していくかについて説明します。
 

1 地域エネルギー需要調査&目標設定

先ず地域で現在どの位エネルギーが使われているかを知る必要があります。
それをSTEP1エネルギー需要調査とします。

ここではその地域で使用されている一般家庭、工場、公共施設、運輸交通機関で使用されているエネルギーを調査します。その調査には前回紹介した地域経済循環分析ツールが使えます。
次にSTEP2として各々の項目で省エネを行なう合理的目標を設定します。こうするとSTEP3では省エネの量を需要量から差し引いて地域で必要とするエネルギーの量が推定できます。
 
つまりこのエネルギーをどう調達するかが次の作業となる訳です。

続きはコチラからお読みください。
 
 

友好団体からの情報共有

■気候変動イニシアティブ(JCI)

JCIは、下記メッセージへの賛同を、企業、自治体、団体・NGOなどあらゆる非政府アクターから募集します(3月30日締切)。
https://japanclimate.org/news-topics/jci-message-gx/

今年5月に日本がホスト国となり広島で開催されるG7サミットに先立ち、4月15・16日には札幌で、G7環境・エネルギー大臣会合が開催されます。この大臣会合は、気候危機とエネルギー危機が同時に進む中で、G7諸国がこの危機にどのように立ち向かうのか、その戦略の大枠を決める重要な会議になります。折から、日本政府は「GX基本方針」を決定し、これに基づくエネルギー政策、カーボンプライシングの導入などを進める方針です。

JCIでは、この機会をとらえ、日本政府に対し対策のいっそうの強化を求めるとともに、日本の企業・自治体・NGOなどの取組みを世界に伝えるJCIメッセージを発信します。

賛同団体名は4月中旬に本ウェブサイトに公表・プレスリリースするとともに、国内外メディア等を通じた発信、政府への提出などを予定しています。

一つでも多くの賛同をお待ちしています。

以下コチラからお読みください。

SNSからの情報発信について

Twitter画面より

2021年6月より、SNSからの情報発信を強化すべく、エネルギーから経済を考える経営者ネットワークTwitterページを刷新し、新たにスタートしております。業界の活動を報じる新聞記事や活動情報を随時発信してまいりますので、FacebookやTwitterのアカウントをお持ちの方はぜひフォローをいただき、ご確認願います。

■Twitterページ情報
https://twitter.com/enekeinetwork

Facebookページからも活動情報を随時発信しておりますので、ぜひフォローをいただきご確認願います。
■Facebookページ情報
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事務局より

現在、皆様の手掛けている事業を紹介する、皆さんの活動を紹介することもメルマガ等で取り上げていくことを考えることとしております。
 
ご希望の方は事務局までcontact@enekei.sakura.ne.jpにて簡単な内容と共にお知らせ下さい。
運営員会に諮って承認を得たものを紹介させていただきます。
会の発足当時に比べ、コミニケーションのテクノロジーも進化していますのでそれらも使い、実のある活動を行っていきたいと考えますので、皆様のご協力の程よろしくお願いいたします。

エネルギーから経済を考えるSDGS実践編 絶賛発売中

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お待たせいたしました。「エネルギーから経済を考える②実践編」が出来上がりました。著者の筆の遅さ故、だいぶ時間がかかってしまいましたが、その分、内容は濃いものになったと、手前味噌ではありますが、思っております。ご協力の賜物でございます。心よりの御礼を申し上げます。

東日本大震災と福島の原発事故の直後に上梓した第一巻は、思いや考え方を主に著したものでした。それから7年が経ち、エネ経会議のお仲間の活動が進み、世に知っていただきたい実例が増えてきました。

また、気候変動やSDGsといった言葉が一般化し、地球規模で時代の潮目が大きく変わってきたように思います。

そんな中でしたためました第二巻であります。ご一読くださり、ご感想をお聞かせいただければと存じます。

なお、ご購入につきましては以下のリンクをご参照ください。万が一購入できない場合は恐れ入りますが事務局まで問い合わせ願います。
ご購入はこちらから。
編集責任者 事務局 山崎 敬子
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◇ 配信者 : エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議
◇ 関連ホームページ:https://enekei.jp<https://enekei.jp/>
◇ Facebookページ:https://www.facebook.com/enekei.jp
◇ ご意見・お問い合わせ: contact@enekei.sakura.ne.jp 電話:0465-24-5180
 
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