エネ経会議

エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議

友好団体である気候変動イニシアティブ(JCI)様のご活動をご紹介します。

■気候変動イニシアティブ(JCI) 2022年度活動方針■
2022年7月6日、JCIは、設立4周年を迎えました。この1年間のJCIの発展と活動の成果、今後の展開は以下のとおりです。

1年間の活動の成果
1. この1年で50団体が新たに参加、706団体に

脱炭素化に積極的に取り組む非政府アクターのネットワークとしてさらにステップアップしていくため、昨年6月、JCIへの参加基準を強化し、参加に必要なアクションを新たに設定いたしました。その中でも過去一年間に新たに50団体が参加し、2018年7月6日に105団体でスタートしたJCIは、合計706団体(企業526、自治体37、その他143)となりました。

新規参加団体の中心は企業で、東証プライム市場上場企業14社を含む46社にご参加いただきました。金融・投資機関では株式会社かんぽ生命保険、アセットマネジメントOne株式会社、大阪商工信用金庫など、建設部門からは若築建設株式会社、株式会社長谷工コーポレーション、りんかい日産建設株式会社、サービス部門から株式会社パソナグループ、株式会社リクルートホールディングス、ほかにもキッコーマン株式会社、長瀬産業株式会社、泉州電業株式会社、住友重機械工業株式会社など様々な業種から新規にご参加いただき、JCIイベントへのご登壇、メッセージへの賛同等様々な形で、JCIの活動に積極的にお取り組みいただいております。

全JCIメンバー企業においてはRE100、SBTに取り組む企業もさらに増加しています。RE100に参加する日本企業総数72社のうち52社がJCIメンバーであり、SBT認定取得済もしくは2年以内のSBT設定を表明済の日本企業総数260社のうち128社がJCIメンバーです。さらにコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社、アストラゼネカ株式会社、日本ヒューレット・パッカード合同会社など、日本に拠点を置く外資系企業メンバーもさらに増えて28社となり、うち8社がRE100およびSBTの両方に参加しています。

2. 再生可能エネルギーの導入加速を日本政府に求めるメッセージ公表
2022年6月3日、エネルギー危機の中でも気候変動対策の強化を進めることを政府に求める「いまこそ再生可能エネルギーの導入加速を」と題したJCIメッセージを公表し、萩生田光一経済産業大臣、山口壯環境大臣に対し送付しました。最終的にJCIメンバー300団体(企業212、自治体16、団体・NGO等72)の賛同を得た本メッセージは、政府が策定を進めている「クリーンエネルギー戦略」が、風力発電・太陽光発電など再生可能エネルギー開発の促進を中心に据え、2030年に40〜50%の導入を可能とすることを求めています。
広範な企業、自治体、団体が名を連ねた今回のメッセージは、エネルギー危機の中でも、決して気候変動対策をあいまいにせず、強化を求める日本の非政府アクターの強い意志を明確に示したものです。メッセージ公表については国内外の数多くのメディアでも取り上げられました。

3. 日本の非政府アクターの取組みの強化
3-1)イベントの開催
気候危機の克服に向けた世界の動き、日本の企業・自治体の先駆的な経験を共有し、非政府アクターの取り組みを高める場として、下記のイベントを企画・開催しました。

◇JCIウェビナー:最新のIPCC報告書の内容から脱炭素化への道のりに関する疑問まで(2021年8月31日)
◇気候変動アクション日本サミット2021(2021年10月13日)
◇JCI連続ウェビナー第1回「脱炭素実現へカーボンプライシングはどうあるべきか」(2022年3月25日)
◇JCI連続ウェビナー第2回「エネルギー危機と気候変動対策:クリーンエネルギー戦略に求められるものは何か」(2022年5月13日)
◇JCI Race To Zero ウェビナー「大学が進める脱炭素:ゼロへのレースに参加する」(2022年5月24日)
◇JCI連続ウェビナー第3回「石炭火力発電フェーズアウトへの挑戦:日英の政策から考える」(2022年7月8日 ※開催準備中)

COP26の期間中は、現地にて以下のイベントに参加にしました。
◇JCI主催イベント「今こそゼロへ、気候危機に挑む日本の非政府アクターたち」(2021年11月8日)
◇Alliances for Climate Action 主催イベント「みんなでネットゼロへ:社会全体の取り組みはどのようにレーストゥゼロを加速することができるか」(JCIメンバー登壇 2021年11月8日)
◇Alliances for Climate Action 主催イベント「この10年を共に:協働は私たちをどのように誓約から実行へ導くか」(JCIメンバー登壇 2021年11月9日)

3-2)JCI Race To Zero Circleの取り組み
UNFCCC主催の国際キャンぺーン「Race To Zero」に参加するJCIメンバーのサークル「JCI Race To Zero Circle」には、企業、自治体、大学から31のJCIメンバーが参加しました。JCIが開催するイベントでは、サークルに参加するメンバーが多く登壇し、自らのゼロに向けた取り組みを発信しました。JCI Race To Zero Circleは、は、Race To Zeroの公式パの公式パートナーとして、今後も多様な非政府アクターに参加を呼びかけます。

■今後の予定
1. 気候変動アクション日本サミット2022を開催(2022年10月14日)
日本国内の脱炭素化に向けたさらなる機運向上を目指し、本年10月14日(金)に「気候変動アクション日本サミット(JCAS2022)」を会場+オンラインで開催します。詳細は別途、公表します。

2. COP27への参加(2022年11月)
本年11月6日〜18日、エジプト、シャルム・エル・シェイクにおいて開催されるCOP27にJCIも参加します。

【本件に関するお問合せは以下にお願いいたします】
気候変動イニシアティブ(JCI)事務局
activities@japanclimate.org

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