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特別号 エネ経会議ニュース 事務局長退任の挨拶
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事務局長 小山田大和

歩みは止めない

 事務局長の小山田大和です。本日を持ちまして約10年の間、関わらせていただきましたエネ経会議及び事務局長を退任いたします。東日本大震災と原発事故を経験し、鈴木悌介代表の下『新しい現実を創る実践のネットワーク』というスローガンのもと、ひたすらに小さくてもいいから新しい現実を創る実践を追求してきました。右も左もわからない、また、30代の前半から今日までの長きにわたりまして大変にお世話になりましたことをここに改めて感謝申し上げます。
 思い起こせばこの会議の事務局をお引き受けした当時、私は郵便局員でありました。エネルギーの問題、原発問題、環境問題、いずれも私自身はさして関心がある事ではありませんでした。しかし、会員の皆さんとの視察会、勉強会を通じて、いつしか私自身、この問題を生涯のテーマとし、小泉純一郎元総理ではありませんが『原発ゼロ・自然エネルギー100社会を創る』ことを目指しました。そして郵便局を退職し合同会社小田原かなごてファームを立ち上げ現在は経営者として日々を過ごしています。
 2015年の1月に事務局長を拝命して以降、最初に取り組んだ大きな事業は小泉純一郎講演会でした。その後、小泉元総理にも触発され、農業と自然エネルギーの組合せで地域課題を解決すべくソーラーシェアリング事業を立ち上げました。現在では、全国初となるソーラーシェアリンクでのオフサイト型自家消費モデルを構築し、その電気の供給先として農家カフェSIESTAという飲食店を開店させました。
ささやかではありますが、地域で自給できるものを自給し、人間の生存に必要なものは地域で自給する事をできうる限り目指していくという具体の実装を行っています。カフェで働く店員には、生活保護から脱したい、引きこもりから社会に復帰したいという前向きな若手を積極的に雇用もしています。また、SDGSの12番「作る責任 使う責任」にも当てはまることですが、CO2を一切出さない電気で作られた日本酒をソーラーシェアリングの下で作られた米を用いて作った日本酒”推譲”(二宮金次郎の残した言葉で、生活の中で出た利益は今すぐ使うのではなく、自分自身の将来のため、または、広く、社会の為に使うべきであるという意味)として、井上酒造株式会社の皆さまのご協力のもと完成させ4/1から発売も致します。これからは、商品を作る作り手も、また、それを選ぶ消費者もそうしたエシカル(倫理的)なチョイスをして欲しい。そんな意味を込めました。
神奈川県の松田町では四年越しの時を経て木質バイオマスボイラーの実装化もなしえました。神奈川県西部、いや、神奈川県全体としても稀有な取り組みを何とか形にしました。更に私どもが知恵を出す形で松田町再生可能エネルギー条例も作りました。事務局長となって6年2か月。まさに、新しい現実を創る実践のネットワークに相応しい、具体の実装を作る事が出来ました。私ができうる限りのことは全てやりつくしたと思っています。

 今、世界はポストコロナ時代をどう作るか?ということに向かいつつあります。私は人間の生存に必要なものを過度に外部に依存した社会がいかにいびつであったかが問われていると感じています。人間の生存に必要な水・食糧・エネルギーといったものに代表されるものはできうる限り自給する。そうした政策なり実装をとことん追求することが、しなやかで魅力的な地域を作る事になる。その思いを強くしています。そして、その実装をより一層加速度的に作りこんでいかなければならないし、それを作っていきたいと強く思っています。
残念ながら、私は会そのものも退会しますので、皆様と同じ場所で、このことに取り組むことはございません。しかし、私は、理事の皆様や会員の皆様と、何よりこの会そのものに育てられたと思っていますし、最もこの会の精神を体得したし、していると自負もしています。
立場が変わっても、私はこの会が大切にしてきた価値を私なりに更に咀嚼し、更なる高みにあげていきます。そして、「歩みは止めない」。そのことを強く申し上げさせていただき、退任のメッセージとさせていただきます。
また、どこかでお会いすることもあると思います。どうぞ、お気軽に声をかけてください。私も皆様に合わせる顔がない、等ということがないように全力で、私の生きる道を貫いてまいります。今まで10年の長きにわたり、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
 

令和3年3月31日
小山田 大和 拝

 

編集責任者 事務局 堤友弘
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