月刊メルマガ号外vol202

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月刊 エネ経会議 号外vol202
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JCIメッセージへの賛同募集お願いのお知らせ
 
友好団体の気候変動イニシアティブ(JCI)様よりJCIメッセージへの賛同募集のお願いが来ております。
もちろんエネ経会議として賛同を致しますが、会員企業の方々にも広く賛同を呼びかけるものであります。
 
以下末吉JCI代表よりのメッセージもありますのでお読み頂き1社でも多くの賛同メッセージをお寄せ下さるようにお願い致します。
 
【末吉代表からのメッセージ】
気候変動イニシアティブ(JCI)代表の末吉です。いつもJCIの活動に積極的にご参加いただきありがとうございます。
今月13日に、下記のように私から「エネルギー危機の中でも気候変動対策の強化を求める」JCIメッセージへの賛同をよびかけるメールを送らせていただきました。
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JCIメンバーの皆さまへ緊急のお願いです。
 
先般、ウクライナ戦争が引き起こしたエネルギー危機の中でも気候変動対策の強化が不可欠として、6月にも政府が「クリーンエネルギー戦略」を策定しようとしているこの時に、「いまこそ再生可能エネルギーの導入加速」を政府に求めるメッセージへの賛同をお願いしました。お陰様でこれまでに沢山のメンバーにご賛同いただいておりますが、JCIのOne Voiceには未だの状況です。我々の決意と要望を政府はもとより、より広く社会に届けるためにはBig Voiceが必要です。より多くのご賛同を頂くために、ここに緊急のお願いの筆を執った次第です。
 
思い返せば、この30年、世界が前進を続ける中で、日本だけは「失われた30年」という不名誉な批判を受ける状況にあります。なぜ、そうなったのか、私がはっとさせられたのはある高名な海外エコノミストの指摘です。日本及びその国民は、「危機に際して、受け身の緊急対応で臨み、状況が少し改善すると自己満足に陥り、真の改革の手を緩めてしまう」と。真に的確な指摘です。とすれば、今、日本に求められるのは、小手先のその場しのぎの対応で危機をかわすのではなく、気候やエネルギーの危機が深刻であれば深刻である程に、問題の本質をより深く掘り下げ、長期的視点からものを考え覚悟を持って「本当の対策」に取り組むことです。
 
そうした中で、私には拭えぬ懸念があります。この危機を奇貨とするエネルギー議論の過去への揺り戻しです。既に時代遅れとなった石炭火力までも含めた伝統的エネルギーへの回帰が声高に語られています。また一方で、日本においては何年先になるかわからない夢の技術を持ち出すことで、再生可能エネルギーと省エネルギーという確立された技術をいかにして最大限に活用し、温暖化との戦いの分岐点と言われるこの10年の大幅削減を実現するのか、という政策議論を覆い隠しています。これでは、いつか来た道です。いつになっても後追いから抜け出せません。忸怩たる思いにとらわれるのは私だけでしょうか。
 
気候変動、コロナ禍、ウクライナ戦争とこれまで経験したことのない大危機が重なる今は本当の危機です。この危機をどう乗り切るのかに日本の近未来が掛かっています。古来より、「危機の裏には蘇生あり」、と。これまで、3.11を始め多くの改革のチャンスに出会いながらも、既存勢力の声に押され、一時的対応でやり過ごしてきた日本にとってこの危機は、脱思考停止の最後のチャンスです。
 
日本のエネルギー政策が道を誤らぬよう政策と世論をリードしていくのがJCIです。一つでも多くの賛同の声を積み上げ、JCIが担う役割を果たしていこうではありませんか。
 
■JCIメッセージへの賛同募集
JCIは、エネルギー危機の中にあっても気候変動対策をあいまいにすることなく再生可能エネルギー導入の加速を政府に求めるメッセ―ジを作成し、このJCIメッセージに賛同する企業・自治体・団体・NGOを募集しています。賛同団体名は、6月3日にJCIウェブサイトに公表・プレスリリースし、政府にも提出します。(賛同締切5月31日)
すでに賛同をご表明いただいた団体の皆様、ありがとうございました。ご賛同がまだの団体の皆様におかれましては、引き続きご検討を賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
→JCIメッセージ全文・賛同方法はこちら
 https://japanclimate.org/news-topics/jci-message-re/
 
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