「エネルギーなんでも相談所」をぜひ使ってください
 
 今年度のエネ経会議の事業計画に掲げた様々な活動の中で、特に力を入れている「エネルギーなんでも相談所」について改めてお話しさせてください。
 
 国のエネルギー政策が依然として電源比率しか語らず、また、国民の多くが原発に頼らない仕組みを望んでいるにも拘わらずその真逆に進もうとする中で、特段の政治力を持つわけでもない私たち地域の中小企業の経営者がやるべきことは、まずは自分の会社、自分の地域という現場での自分のできるエネルギーへの取り組みです。小さくともいいから、いや小さいからこそできることを。そして、その仲間を増やすこと。いわば草の根から新しい現実を創っていこうということです。
 何から何まで自分でやらなくてはならない中小企業の経営者にとって、エネルギーのことはなかなか取っつきにくいことも事実です。エネルギーに関して専門のスタッフと専門の部署がある大企業と比べて、中小企業の現場は遅れています。そんな状況を何とかしたいと立ち上がったのが、わが「エネルギーなんでも相談所」です。省エネ、冷熱利用、太陽光発電、風力発電、水力発電、バイオマス、建築など様々な分野の経験と知恵と最新情報を持ったベテランのテクニカルアドバイザー(ほとんどボランティアです。テクニカルアドバイザーの皆さん、本当にありがとうございます!)が勢揃いして皆さんからの相談を待っています。例えば、「古い空調を省エネ型に入れ替えたほうがいいことは分かったが、今大きな投資は難しい」という場合もあるでしょう。そんな時は適当な補助金の紹介と応募のサポートもできます。技術的なことだけにとどまらず、経営的な視点でのアドバイスも可能です。
 ぜひ、ご活用ください。ご興味、ご質問があれば、いつでも事務局まで連絡ください。スタッフが即対応いたします。
 
追申
 現在、政府(経産省・資源エネルギー庁)では長期エネルギー需給見通し(2030年時点で原発を20〜22%使い続けるという内容)についてパブリックリックコメントを募集しています。http://www.enecho.meti.go.jp/notice/topics/031/(締切:2015年7月1日)
 エネ経会議としてもコメントを提出すべく準備中ですが、会員さん個々でもぜひ声を上げてください。「数は力」でもあります。
 
「代表活動予定」
 
◆6月22日(月) イオン環境財団 評議員会(東京)
 
◆6月27日(土) 場所文化フォーラム社員総会(東京)
 
◆6月29日(月) 星槎次世代育成プログラム(帯広)
 
 
 
 
 
 
 
 
小野山