私の会社で建築中の本社事務棟は、省エネ、創エネのアイデアを様々に組み合わせることで、エネルギー削減率54%達成し、経産省のZEBの認定を受けましたことはすでにお知らせしましたが、先日、工事現場で改めて感じたことをお話しします。 
 電力使用を抑えるために照明はできるだけ自然光を取り入れる、つまり、降り注ぐ太陽光を屋根を貫通するダクトを通して屋内に取り込むしかけを導入しました。特殊なレンズのようなものの働きで光がかなり広く拡散するので室内はとても明るいのです。お日様が出ている日には照明の電気のスイッチはオフのままで済みそうです。
 考えてみれば、私たちはおかしなことをしているのかも知れません。建物を建てる時、屋根を載せ、天井を貼り、壁を立てて…、結果として屋内は暗くなります。暗いので照明を点けて暮らします。そのために大量の電力を使いながら。外はまぶしいくらいの太陽の光が満ちている時でも。
 同じようなことは他にもたくさんあるようです。使っていない自然の恵みに目を向ける時ですね。
 最先端の技術力を動員しても安全を担保できず、尚且つ、廃棄物の行き場のない原発もいわば単なる大きな湯沸し器です。あんな危ない方法でなくとも湯を沸かす術はいくらでもあります。もう一度自分の身の周りを見直してみる時です。
 
追申 いよいよ5月30日は会員大会です。今年度の活動計画をお知らせします。「エネルギーなんでも相談所」も本格始動です。実践事例もたくさんご紹介できそうです。きっと有意義な半日になります。一人でも多くの皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
 
<代表理事活動予定>
◆ 5月23日(土) 全国ご当地エネルギー協会 設立1周年総会 出席
 
◆5月30日(土) エネ経会議 理事会・社員総会・会員大会