政府と経済界(全部ではないのですが)は世論を上手に誘導しながら、エネルギー政策では、未来に向けての未知の技術開発ばかりに目が行き、実現可能なことに取り組みことをせず、原発を脱炭素電源として主力電源に位置づけることを主張し、「真の持続可能性とは何か?」を議論せず、小手先のバンドエイド施策に終始しています。そういう意味では、この国のエネルギー体制のイノベーションはなかなか前進していない、いや、むしろ後退しているように思います。
一方、エネ経会議としては、ほんの小さな影響力しか持たないかも知れませんが、「エネルギー何でも相談所」を通じての省エネ診断、小田原市と連携しての「地域エネルギー計画」策定のための調査研究、提言書「地域の中小企業がエネルギーに取り組むべき3つの理由」の発信、「熱エネルギー研究会」の立ち上げ、友好協力団体とのコラボなど、まだまだ明確な成果や社会的インパクトは目立たないですが、地道に事業を進めています。年明け2月20日(金)には報告会を開催しますので、ぜひご参集ください。
高く大きくアンテナを張りつつ、地に足の着いた活動体であるべく、これからも頑張らねばと思う年の瀬です。
よいお年をお迎えください。