この国は春夏秋冬という四季の移ろいを基本に、暮らし、文化、ビジネスが成り立ってきましたが、もしかしたら春と秋がなくなり、暮らしもビジネスも根本的に見直しを余儀なくされるかも知れません。すでに、例えば、アパレル業界では春物と秋物という品揃えが、寒い時期と暑い時期の2つをベースにする考えに変わってきているそうです。
気候変動対策、脱Co2対策のアクションはアメリカの理解不能な大統領が何と言おうと取り組まなければなりません。
さて、熱中症予防など暑い暑いと皆が右往左往する中で、誰もこの熱を利活用しようと具体的に考え動かないのはなぜなのでしょう? 特に、エネルギーに関わる仕事をしている人や会社が。
国や大手電力会社では原発の再稼働に加えて、なんと新設にまで舵を切ろうとしています。そんな経済合理性もない、将来に負の資産(使用済み核燃料や廃炉)を残すことになることより、目の前で誰もがその対応に困っている膨大な太陽のエネルギーを上手に使うことに国を挙げて具体的に取り組むべきではないでしょうか? 単純に言えば、太陽熱で湯が沸きます。熱を貯める技術も実際に存在しますし、さらに実用化に力を入れるべきです。普及させればコストも下がります。
熱に注目することで、断熱を通じて省エネも進みます。「省エネ」と「熱にも注目した再エネの地域での地産地消」という2枚看板の実現を進めるべきと申しあげている所以です。