さて、昨年は能登半島の震災から始まり、自然災害と気候変動の脅威をより一層強く感じた年でした。今年は小田原の自宅から眺める初日の出も見事で、穏やかな年明けでありました。 

しかし、日常に目を戻せば、国内では人口減、少子化、高齢化と逆戻りしない社会構造の変化が続いています。政治、経済ともこれまで先送りにされてきた問題が表に出てきているように思います。世界では、不安定な国際情勢はますますその深刻さを増しています。アメリカのトランプ大統領の再登板はさらなる混乱を巻き起こすでしょう。

私たち地域の中小企業にとっても決して他人事と言えない、すべてが複雑につながりあっていると改めて思う昨今です。

さて、新しい年のスタートに際しての恒例として、今年の漢字2025を考えました。少々、月並みかもしれませんが「希望」としてみました。

次々と起こる世の中の出来事にはその問題の深刻さに、気持ちが重くなり、明るい明日が描きづらいと感じることも多い昨今です。複雑な要素や思惑が絡み合い一筋縄では解決できそうもない問題が山積みである今の世の中だからこそ、自らの気持ちだけでも前向きに明るくと、思ったしだいです。

エネルギーへの取り組みは地域の暮らしの血流である地域経済の好循環づくりのキーであるという認識の下、中小企業による「省エネ」と「再生可能エネルギーの地産地消」を二枚看板に掲げ、今年も活動を続けて、まいります。

結びに、皆さまがそれぞれに描く「希望」がかなえられる一年になりますことを心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。