■内容
1. 日本の排出削減はオントラックか
→ 「排出削減が順調」という国の説明には三つのからくり。
2. AIの普及は電力需要の増加を招くのか
→ IT業界からも需要増加を「杞憂」とする声。増加は、前回エネ基改正で想定した範囲。
3. 原子力発電は脱炭素を担えるのか
→ 3倍化しても原発が供給できるのは世界の需要の1割程度。日本では4〜6%。
4. 火力発電の脱炭素化は現実的か
→ アンモニア混焼もCCS付火力も削減効果は小さく、高コスト。
5. 太陽光発電、風力発電を日本で大幅に増やすことができるのか
→ ドイツの年間太陽光発電導入量は日本の3倍。その7割はルーフトップ。
→ 洋上風力は野心的導入目標で世界の投資を呼び込む。
→ 太陽光・風力・蓄電池を活用し、火力なしでもブラックアウトを防げる。
6. 脱炭素とともに、エネルギー安全保障と電力安定供給・低コストを実現するエネルギーミックスは
→ 「化石燃料+原子力」依存では、コスト上昇、安全保障が脆弱に。
→ 自然エネ電力80%でも安定供給が可能なことを実証。
■関連報告書・コラム・セミナー
[報告書]「脱炭素へのエネルギー転換シナリオ:2035年自然エネルギー電力80%を軸に」(6/19公表)
[連載コラム]エネルギー基本計画の論点(7/12連載開始)
[セミナー]エネルギー基本計画の論点:脱炭素への道を示せるのか
(10/3(木)17:00-19:00・オンライン / 参加費無料、要事前登録)
■参加登録受付中
[シンポジウム] 太陽光発電の導入拡大へ、実行策と解決すべき課題
9月27日(金)13:30-16:00 ・ハイブリッド