まずは、電気だけでなく熱や動力も含めたエネルギーの全体像の現状を把握した上で、将来のなりたい姿を省エネと創エネで作っていく工程表が必要です。脱炭素という環境問題、為替や国際情勢という資源安全保障という視点も加えて、自らでできることを考え、実践していくべきと考えます。もちろん、国全体のエネルギー政策は政府が責任を持つ部分は大きいので、並行して国民的な議論を求めていく必要がありますが。
 
GXの名の下にこれからいろいろな支援メニューが各省から出てきます。環境省では、計画づくりの支援をする補助メニュー「地域脱炭素実現に向けた再エネの最大限導入のための計画づくり支援事業」も打ち出しています。それらを上手に活用していくチャンスです。今、エネ経会議として「エネルギー何でも相談所」を中心に、各地域の皆さんとどう連携して、どのようにそのお手伝いをできるかの検討を重ねております。まずは、2つ~3つのモデル地域で始めてみたいと思っています。会員の皆さんの地元で行政を巻き込みそんな体制が作れそうな方は、ぜひお声を寄せてください。具体的な「場所」が決まると、より具体的な準備が進むと思いますので。