2. 再生可能エネルギーの導入加速を日本政府に求めるメッセージ公表
2022年6月3日、エネルギー危機の中でも気候変動対策の強化を進めることを政府に求める「いまこそ再生可能エネルギーの導入加速を」と題したJCIメッセージを公表し、萩生田光一経済産業大臣、山口壯環境大臣に対し送付しました。最終的にJCIメンバー300団体(企業212、自治体16、団体・NGO等72)の賛同を得た本メッセージは、政府が策定を進めている「クリーンエネルギー戦略」が、風力発電・太陽光発電など再生可能エネルギー開発の促進を中心に据え、2030年に40〜50%の導入を可能とすることを求めています。
広範な企業、自治体、団体が名を連ねた今回のメッセージは、エネルギー危機の中でも、決して気候変動対策をあいまいにせず、強化を求める日本の非政府アクターの強い意志を明確に示したものです。メッセージ公表については国内外の数多くのメディアでも取り上げられました。

3. 日本の非政府アクターの取組みの強化
3-1)イベントの開催
気候危機の克服に向けた世界の動き、日本の企業・自治体の先駆的な経験を共有し、非政府アクターの取り組みを高める場として、下記のイベントを企画・開催しました。

◇JCIウェビナー:最新のIPCC報告書の内容から脱炭素化への道のりに関する疑問まで(2021年8月31日)
◇気候変動アクション日本サミット2021(2021年10月13日)
◇JCI連続ウェビナー第1回「脱炭素実現へカーボンプライシングはどうあるべきか」(2022年3月25日)
◇JCI連続ウェビナー第2回「エネルギー危機と気候変動対策:クリーンエネルギー戦略に求められるものは何か」(2022年5月13日)
◇JCI Race To Zero ウェビナー「大学が進める脱炭素:ゼロへのレースに参加する」(2022年5月24日)
◇JCI連続ウェビナー第3回「石炭火力発電フェーズアウトへの挑戦:日英の政策から考える」(2022年7月8日 ※開催準備中)

COP26の期間中は、現地にて以下のイベントに参加にしました。
◇JCI主催イベント「今こそゼロへ、気候危機に挑む日本の非政府アクターたち」(2021年11月8日)
◇Alliances for Climate Action 主催イベント「みんなでネットゼロへ:社会全体の取り組みはどのようにレーストゥゼロを加速することができるか」(JCIメンバー登壇 2021年11月8日)
◇Alliances for Climate Action 主催イベント「この10年を共に:協働は私たちをどのように誓約から実行へ導くか」(JCIメンバー登壇 2021年11月9日)

3-2)JCI Race To Zero Circleの取り組み
UNFCCC主催の国際キャンぺーン「Race To Zero」に参加するJCIメンバーのサークル「JCI Race To Zero Circle」には、企業、自治体、大学から31のJCIメンバーが参加しました。JCIが開催するイベントでは、サークルに参加するメンバーが多く登壇し、自らのゼロに向けた取り組みを発信しました。JCI Race To Zero Circleは、は、Race To Zeroの公式パの公式パートナーとして、今後も多様な非政府アクターに参加を呼びかけます。

今後の予定
1. 気候変動アクション日本サミット2022を開催(2022年10月14日)
日本国内の脱炭素化に向けたさらなる機運向上を目指し、本年10月14日(金)に「気候変動アクション日本サミット(JCAS2022)」を会場+オンラインで開催します。詳細は別途、公表します。

2. COP27への参加(2022年11月)
本年11月6日〜18日、エジプト、シャルム・エル・シェイクにおいて開催されるCOP27にJCIも参加します。