学び、活かす
熊本、大分の皆さまには心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。依然として地震が収まらない状況の中で、先の読みにくい暮らしの不安はいかばかりかとお察しいたします。特に観光が大きな産業の柱であるご当地ですからご商売でも苦労されているとお聞きします。
私の地元の小田原、箱根も火山活動によって昨年は大変な思いをしました。おかげさまで噴煙もだいぶ収まり、観光客の数もまだ以前のレベルまでとはいきませんが、だいぶ回復してきました。が、ホッとしてはいけないのだと思います。なにせ相手は自然現象です。いつどういう形で繰り返すか分かりません。
自然災害の多い国に暮らす日本人の癖(あるいは知恵?)でしょうか、私たちは起こったことをすぐ忘れます。そして、また同じ後悔を繰り返すことになります。5年前の原発事故のことも同じです。価値観の大転換と騒がれたことは今では過去のこと。目の前のことに忙殺され、また「今だけ、ここだけ、自分だけ」の視点に戻ろうとしています。それは政治だけでなく、私たち一人ひとりの問題だと思うのです。エネルギーのことを突き詰めて考えると、それは私たち一人ひとりがどういう暮らしをしたいのかに行き当たるように思います。
「起こったことから学び、次に活かす。」これは人間だけに与えられている能力だそうです。人間らしく暮らしたいものです。
追申:6月4日(土)は会員大会です。皆さまをお目にかかれることを楽しみしております。
代表行動予定
◆ 5/25(水) みんな電力 大石様 打ち合わせ(東京ステーションホテル)
◆ 5/27(金) 東京農工大 秋澤先生 視察(鈴廣)
◆ 6/4(土) エネ経総会(銀座 紙パルプ会館)
◆ 6/17(金) ワーカーズ総会