原発再稼働に寄せて
 
まずは、川内原発の再稼働に際して出された、わが国最大の中小企業の団体であるべき日本商工会議所のトップである会頭の談話をご一読ください。(日本商工会議所メールマガジンより)
 
  九州電力・川内原子力発電所1号機の再稼働に対する三村会頭コメント
                           平成27年8月11日
                           日本商工会議所
 このたび、川内原子力発電所1号機の原子炉が再稼働したことは、地元自治体、商工会議所、関係機関の皆様のご尽力の賜物であると深く敬意を表するとともに、冷房等による電力需要の多い真夏の時期の需給安定化にも寄与することができ、大いに歓迎したい。
 九州電力は、引き続き、原子力規制委員会や立地自治体と緊密に連携を図り、安全の確保を最優先に、着実に通常の営業運転再開に向けたプロセスを進めてほしい。
 なお、東日本大震災以後の電力コスト上昇が中小企業の収益改善や地域経済の回復の大きな足枷となっていることから、電気料金については出来るだけ早期に震災前の水準に戻していただきたい。
 いずれにしても、世界で最も厳しい新規制基準に合格した原子力発電所の中で初めての再稼働であり、日本にとっては非常に結構なことだと思う。今後は、川内における審査手続きで蓄積されたノウハウを電力会社など関係者で共有することで、適合性審査を申請した他の原子力発電所の審査を迅速に進め、安全が確認された原子力発電の順次速やかな運転再開により、わが国全体で安価で安定的なエネルギー供給を何としても実現していただきたい。                              以 上
 
 皆さんはどうお感じになりますか? 
 私はいろいろな感想をいだきましたが、ここでは(権力とは程遠い小さな会社の、ではありますが)、経営者として「残念」と申し上げたいと思います。この国は今、次代に向けて持続可能な新しいエネルギー政策に舵を切るチャンスを逃していることをこの国のトップが気づいていないことに。
 ならば、私たちは自分の会社という現場で、顔の見える仲間のいる地域という現場で、自らができることをやる。小さくともいいから新しい現実を創る。そして、その仲間を増やす。実例を増やす。このことを地道に諦めずにやっていこうと決心を新たにしました。エネ経会議の責任はますます重大だと自ら任じています。
 さて、8月は群馬県上野村に視察に行きます。人口1300余人の御巣鷹山の麓のこの小さな村がエネルギー先進地になろうとしています。もともと東京電力の水力発電所がありますが、エネルギーの地産地消を目指してバイオマスに取り組んでいます。わがエネ経会議のエネルギー何でも相談所の竹林さんが指導に入っています。
 エネ経会議は動いています。是非、積極的にサービスをご利用ください。イベントにご参加ください。
 
追申:
そのためには会員さんがエネ経会議の活動についてどうお考えで何を望まれているのか
を教えていただきたいのです。現在、アンケートを実施しています。ほんの短時間で済みますので是非お声を寄せてください。
 
代表行動予定
 
◆ 8月21日(金) ワーカーズコープ神奈川事業本部所長合宿にて懇親会にて挨拶
 
◆ 8月27日(木) 柏市での勉強会(省エネ)に参加
 
◆ 8月28日(金)-29日(土) 上野村視察会に参加
 
◆ 9月3日(木) 小泉純一郎氏視察会・講演会
 
◆ 9月6日(日) 練馬区 区民環境行動講演会に登壇
 
◆ 9月12日(土) 地域活性化フォーラムに出席
 
◆ 9月14日(月) 「今さら聞けないエネルギーのこと」 シンポウムに登壇(秋葉原)