鈴木代表理事は、地域地産型エネルギーによる地域活性化に向けた取り組み事例の一つとして『小田原箱根エネルギーコンソーシアム』を紹介しました。ほうとくエネルギー株式会社、株式会社古川、小田原ガス株式会社、湘南電力株式会社で結成しています。地域活性化を目指し、自然資源を活用したエネルギーを地産し、地域内で供給できるしくみ(すなわち地産地消)をつくることを目的としています。エネルギーを創り、賢く使い、みんなでシェアする新しいエネルギーライフスタイルの実現に向け、エネルギーの地産地消によって生まれる収益を地域に還元し、地域貢献活動にもつなげています。
商工会議所連携による防災活動、環境エネルギー教育などがその一例です。
鈴木代表は、エネ経会議の活動について、再生可能エネルギー推進の取り組みはもとより、省エネについて、『エネルギーなんでも相談所』による中小企業等への省エネ診断・省エネルギー相談地域プラットフォーム構築事業への取り組みと成功事例などについても説明しました。
また、ご自身が副社長を務められている株式会社鈴廣蒲鉾における省エネ対策事例として、経営するレストラン『えれんなごっそ』内の空調に井戸水を利用していること等を紹介しました。
井戸水は、通年、温度変化が少なく、地上の温度より、夏冷たく、冬暖かいため、これを空調に活用することで、大きな省エネ効果につながっています。
鈴木代表が日頃から力説されている、「エネルギー=電気」ではなく、熱をどう使うかが大切…が、ここでもわかりやすく参加者に伝えていました。
最後に、原発をなくすためには、再エネ、省エネ、地産地消、地域活性化…を地道に展開していき、それが地域経済にも市民にもプラスになる…(原発の存立理由が根底からなくなる)『新しい現実』を創っていくことが必要…と結びました。
その後の休憩時間等においても、参加者の方々の間から、共感や賞賛の声が聞かれ、反響の大きさが実感できました。