地道な実装と雄弁な発信

　「果たして『エネ経会議』はどのくらい世の中にプラスのインパクトを与えることができているのだろうか？」と考えることがあります。何とか世の中のために、特に未来のために役に立ちたいという一心で、皆さん、それぞれに本業を持ちながら、お金と時間とエネルギーを使い、この活動に関わっているくださっています。
　確かに少しづつですが、実装が始まっています。私の地元では、行政を巻き込んでの動きが始まっています。全国各地では、それぞれの地域のお仲間が動き始めるきっかけをつくれているという実感はあります。が、しかし、それらが、地域全体の動きに、また、全国的なうねりになっているかと問われれば、「まだまだ」と言わざるをえません。
　エネ経会議として取組むべきことは、理念や理想を実現するための現場での地道な活動であることは間違いありません。他へ広げるには、まずは実装し実例を示すことほど説得力があることはないわけですから。
　ただ、同時に、考え方や実例を、より多くのエネ経会議の会員さんとそれ以外の人たちに知ってもらうことをやらねばと感じています。特に地域の中小企業の経営者には、エネルギーの地産地消と省エネを進めることが、地域経済と自社の経営に大きな意味があること、そして、それが実現可能なことを知ってもらいたいと思います。まだまだ、知らない、知られていないと感じます。
　私は今、小田原箱根商工会議所の会頭を務めています。14ある神奈川県下の商工会議所を廻って、議員例会等でエネ経会議の話をさせていただこうと動き始めました。皆さんの地域で、（商工会議所に限らず）そんな機会を創っていただけたら、可能な限り伺って、お話をさせていただきたいと思っています。会員の皆さんが顔の見える関係をお持ちのそれぞれ地域で、そんな機会をつくるためにご尽力くださりますようお願いいたします。


＜推薦図書＞
11月はお休みします。
 

◆　鈴木代表理事　行動予定