THINK GLOBALLY, ACT LOCALLY 
 -「気候変動イニシアティブ」の続報です-

 

 先月(9月)のこの欄でご登録をお願いした企業、自治体、NPOやNGOなどが幅広く集うプラットフォーム「気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative 略称JCI)
https://japanclimate.org/
」では、10月12日に「気候変動アクション日本サミット」(Japan Climate Action Summit; JCAS)を開催しました。報道35社76名を含む約700名の参加があり、予想を超える大盛況で、主催の一人として、正直、びっくりしました。
 私も登壇し、エネ経会議の立場=地域の中小企業の視点で発信をしてきました。何名かのエネ経会議の会員さんのお顔を見ることができ、大変ありがたく嬉しく思いました。終わって思うことは、もっともっと多くの会員さんにあの場にいて欲しかったということです。
 世話役の代表の末吉竹二郎さんの冒頭のあいさつに続き、アメリカでのJCIのカウンターパートの代表二人が登壇、そして、4つのパネルディスカッション(その中のひとつに私も登壇しました)。次に、環境大臣以下、外務省、経産省、金融庁が登壇。トップリーダーセッション(門川京都市長、小池東京都知事、平井ソニー会長、山下リコー社長をパネリストにモデレータで国谷裕子さん)と続き、最後にサミット宣言https://japanclimate.org/news-topics/jcas-declaration/を共有して終わりました。
 グローバルな大企業、私のような地域の中小企業、生協のような協同組合、行政、NPO、
NGOなど本当に様々な立場の方々が登壇し、それぞれの問題意識、取り組みを発信しました。共通のキーワードが「脱炭素」でした。そして、印象深かったのは、欧米の経済をリードするような企業のTOPのスタンスは、すでに脱炭素は、それができるかできないか?という段階ではなく、どうビジネスに活かすか?に移っているということ。
 先月号に書きましたこと「ひと昔前は、『環境』と『経済』は相反するもの、矛盾するものという認識が一般的だったかも知れません。しかし、これだけ気候変動を体感するようになり、また、SDGsに代表されるような新しい社会規範に世界の関心が集まる中、『環境』は『経済』の制約要素ではなく、『環境』にしっかりと取り組まないとビジネスができない=『経済』が廻らない、さらに、『環境』が新たなビジネスフロンテイアとして『経済』を生む時代になってきたように感じます。 地域の中小企業にとっても、決して自分には関係ないことと看過できることではないと思います。」というのはまさに現実になってきたと強く感じました。
 地下から欲しいものを掘り出し、使い放題使い、ゴミはほっぽらかしというライフスタイルはもう限界に来ているし、それを是とするビジネスモデルは早晩行き詰まると世界のそして日本を代表するような企業経営者が真剣に考え始め、行動し始めているということがよくわかりました。
 そして、具体の実践者としてのわがエネ経会議の役割はますます重要だと感じた一日でした。 その実践の事例として、神奈川県松田町での取り組み(「木質バイオマスエネルギー導入計画」の策定)を本号で紹介しております。エネ経会議が地域の自治体とタイアップし、産官学連携で、持続可能な経済が支える持続可能な地域づくりのモデルになれれば嬉しい限りです。
 エネ経会議は、まさに、Think Globally, Act Locally!を体現する実践のネットワークならぬとしています。

追申:10/12の「気候変動アクション日本サミット」の記録映像と、一部の登壇者のスライ
   ド資料PDF版が、近日中に下記のJCIウェブサイト・イベントページに公開予定さ
   れる予定です。
   https://japanclimate.org/news-topics/japan-climate-action-summit-2018/

<メディア掲載状況>
●首都圏ニュースW気候変動対策日本全体で”訴え(10/12  N)
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181012/0019907.html

●気候変動対策シンポジウム「日本全体で取り組む必要」(10/ 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181012/k10011669531000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001
●ソニー会長、脱炭素への決意語る(10/12  n)
https://newswitch.jp/p/14807

●Japanese organizations and officials gather in Tokyo in support of Paris climate   
 accord(10/13 the Japan Times)
https://www.japantimes.co.jp/news/2018/10/13/national/japanese-organizations-officials-gather-tokyo-support-paris-climate-accord/#.W8QPlmj7SM8

 


 

◆ 鈴木代表理事 行動予定

10月16日(火)  11時〜  二宮町子育てママ視察&講話(鈴廣)
10月18日(木)  18時〜  SDGs勉強会(鈴廣)
10月19日(金)  10時〜  城南信用金庫様ご来訪
10月24日(水)  9時〜  エネ経事務局会議(鈴廣)
10月27日(土)    ローカルサミットin小田原
〜28日(日)    
10月30日(火)  18時〜  SDGs勉強会②(鈴廣)
11月7日(水)  10時〜  エネ経事務局会議(鈴廣)
11月9日(金)  9時30分〜  川崎クールアース視察(鈴廣)
11月13日(火)  15時30分〜  茅ヶ崎 亀井会頭
11月15日(木)  11時〜  エネ経会議理事会
   13時〜  エネ経視察会 リコー御殿場工場
11月18日(日)  昼  エネ経北海道(札幌)勉強会
11月19日(月)  15時〜  エネルギーからまちづくりを考えるシンポジウム(関東学院大小田原キャンパス)
11月21日(水)  15時〜  エネ経九州(鹿児島)勉強会
11月26日(月)  9時〜  エネ経事務局会議(鈴廣)
     茅ヶ崎商工会議所にてエネルギー講話(茅ヶ崎商工会議所)
12月6日(木)  15時〜  COOL CHOICE事業者セミナー
2月15日(金)  13時〜  関東学院大学様 視察&講演&懇親会(鈴廣)
3月24日(日)  14時〜  秩父再生可能エネルギー推進講演会(秩父宮記念市民会館)
日時未定    番來舎での講演
 NORA千葉様関連 シンポジウム
 近畿地区 忘年会