石崎さんは、慶応法学部から文科系学生としては珍しく東京電力へ入社。学生時代に読んだ日本の電力王の松永安座衛門の本に心打たれ電力事業で世の中に貢献したいと東電を選んだ熱血漢。それから東電一筋40年で、2007年から3年間は福島第二原子力発電所の所長も務め、現在は福島第一原発事故の損害賠償や除染を担当する東電福島復航本社の代表として福島に単身赴任されています。

 東電の起こした事故の責任を背負って矢面に立って、被災者と正面から向き合うというそのご苦労が想像に難くない仕事を自ら担っています。とても真面目な誠実な方とお見受けしました。

 しかし、石崎さんはいまだに、原発は必要とおっしゃいます。国が決めた方針に従って、いかなる時にも電力を供給しなくてはならないと法律で規定された東電の義務を果たすことが使命だともおっしゃいます。国のエネルギー計画に原発が明記されている以上、原発を安全に運転し、電力を供給することが義務だと。

 しかし、そうおっしゃった後の彼の言葉にちょっとびっくりしました。「原発を使わなくてもいいと言ってくれたらこんな楽なことはない」。もしかしたら、本音では原発はやりたくないのかと。でも、4000人以上の部かを指揮する彼の立場では、それは決して言える言葉でないでしょう。

 私たちエネ経会議の活動、各地でのエネルギーへの新しい取り組み、あるいは、ドイツなどエネルギー先進国のリアルタイムな現状などをもっと知っていただけたらとも思いました。

 立場や見解の異なる者どおしが正しい情報を共有し、交流することの大切さを改めて強く感じました。ひたすら反対を唱えているより、まずは近づいて、コミュニケーションをとり、意見を交換し、知恵を共有することが、新しい現実を創るためのキーかと思います。

 そのためには説得力のある実例をたくさん創ること。エネ経会議の役割は大きいと感じます。

 

◆ 鈴木代表理事 行動予定

 

2/11(土) 16:00〜エネ経事務局 会議・視察・新年会(千世・大清水)

2/12(日) 18:00〜星槎大学講演(番來舎)

2/13(月) 13:00〜専修大学 産業構造論ゼミナール様視察(鈴廣)

2/19(日) 10:30〜なのはな生活協同組合様学習会(鈴廣)

2/22-23  13:10〜エネ経視察(西粟倉)

2/27(月) 13:00〜静岡県富士市松岡地区区長会様視察(鈴廣)

3/3(金)  9:00〜エネ経事務局会議(鈴廣)

3/5(日)   13:00〜二宮電力はじまります(ラディアン)

3/8(水)   15:30〜滋賀県庁様視察(鈴廣)

3/11(土)  10:00〜おひさまマルシェ(梅丸広場) ※15:00〜登壇予定

3/12(日) 10:00〜311映画祭(3331アーツ千代田) ※16:30〜登壇

3/14(火) 9:30〜StudyTour・ときめき講演(鈴廣) 

スリランカの学生がいらっしゃり、体験教室と鈴木代表理事の講演がございます。

3/27(月) 13:00〜かながわスマートエネルギー計画検討会(開港記念会館)

4/15(土)       エネ経近畿地方 勉強会

5/13(土) 14:30〜エネ経総会